映画『アリラン』感想や考察~キムギドクの脳内?駄作か傑作か!?

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『アリラン』感想考察です。

キム・ギドクの脳内なの?心なの?それとも魂なの?

あなたの目には駄作に映りますか?それとも傑作ですか?

映画『アリラン』

(原題『아리랑』、英題『Arirang』)

映画『アリラン』予告編はコチラ♪

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映画『アリラン』のあらすじ

世界的映画監督のキム・ギドクは、2008年の『悲夢(ヒム)』の撮影中、ある女優が命を落としかけるという事故にひどくショックを受ける。そのことが尾を引いて映画を撮れなくなった彼は、トイレもない粗末な小屋に移り住み、家の中にテントを張って暮らし始める。薪ストーブで炊事する孤独な彼を慰めてくれるのは一匹の猫だけだった。

(シネマトゥデイより引用)

映画『アリラン』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:アジア、韓国、ドキュメンタリー

製作国:韓国

監督:

脚本:キム・ギドク

公開
フランス:2011年

日本:2012年

上映時間:91分

映画『アリラン』出演者

キム・ギドク

映画『アリラン』受賞

第64回カンヌ国際映画祭(2011年)
ある視点賞を受賞

映画『アリラン』の感想・考察

世界中に熱狂的なファンがわんさかいる、キム・ギドク監督。

熱狂的とまではいきませんが、大好きな監督の1人であります、キム・ギドク監督。

特に大好きなのが映画『春夏秋冬そして春』。人間の罪をストレートに描きまくっていて衝撃でした。

そして映画『サマリア』。作品も素晴らしいですが女優が本当にいいです。

おすすめです。

映画『悪い男』映画『悪い女』もかなりの衝撃でした。まるで、後頭部をガツンってされたような感じ。

その期待感と共にみたのが、
映画『アリラン』

なんと、監督、脚本、撮影、編集、音響、出演・・・

全部自分1人でやっちゃうんだから!

早速考察していきますね。

普通のおじちゃんなのか!?

精神的に追い詰められてしまったあまり、映画が取れなくなり、→いわゆるスランプってやつ?

1人山籠り生活を初め、→いわゆるひきこもりってやつ?

愚痴をこぼし、自責の念にかられ、

時には相手のせいにもし、でも反省もし、

泣き、わめき、笑い、感情をあらわにしていくキム・ギドク。

天才監督といえども、

なあんだ普通のおじちゃんではないか!?

と私は感じました。

人生に失敗して失望し、あがくことなんて人間誰しもあることで。

だって映画『アリラン』の前に撮った、映画『悲夢』は正直ひどかったし、

プライドもりもりのおじさんが、こんな風にめげてる姿も人間ぽくっていいじゃないか!

その姿がかえっておかしくって(キム・ギドク監督のファンの皆さまごめんなさい!)、可愛らしくもあって、

途中からは、あの世界的な映画監督であるキム・ギドクであることをすっかり忘れて楽しんでしまいました。

ところで、NHKの『ドキュメント72時間』という番組をご存知でしょうか?

ある特定の場所で、3日間、行きかう人達の姿を描く、人気ドキュメンタリー番組です。

よくいい味出しているおじちゃんが出てきて、自分の生い立ちや思い出を、聞かれてもないのに自らべらべらと話し出しちゃうところとか、すごく面白くって・・・そっくりなんですよね~キム・ギドクに 🙂

映画『アリラン』のキム・ギドクはNHK『ドキュメント72時間』のおじちゃんかい!

と突っ込みそうになりましたもの 😉

映画監督キム・ギドク、実は楽しんでいた!?

しかし、映像からじわじわ感じたのは、

自分の苦しみの姿や過酷な状況さえも、監督としてのキム・ギドクは、

実は楽しんでいたんじゃないかな~ということ。

なんだかじわじわ漂ってくるんですよね~。

実は、るんるんしながら編集してたんじゃないかな~という雰囲気。

「どん底というものを達観しながら楽しむのことも才能の1つだなあ~」

と考えさせられました。

やっぱりキム・ギドク監督は天才なのでしょね。

映画『アリラン』を経たキム・ギドク監督は、

映画『嘆きのピエタ』映画『メビウス』・・・素晴らしい映画を作り続けています。

映画『アリラン』がキム・ギドクの中で復活の転機になったことは間違いないでしょう。

ラストはいい!

※以下ネタバレします。

映画『アリラン』では複数の人格のキム・ギドクが出てきます。

そして、キム・ギドク同士で対話をします。つまり、葛藤します。

更にラストでは、キム・ギドクがキム・ギドクを殺します。

表面的には自殺のシーンなのですが、決して自殺を描いているわけではありません。

人は矛盾を抱えた生き物です。

どんな人でも、弱い自分、劣等感、自己中、自己憐憫などネガティブな自分を抱えています。

そして、これらの「自分の中に棲む魔物をなんとかしたい!」と日々もがいています。

人間とはそもそもそういう存在なのだし、それを乗り越えていくこと自体が生きる意味なのだと教えてくれます。

ネガティブな自分を認め、受け入れ、残酷な方法ながらも打ち勝ち、前進していくラスト。

自分自身を使ってそれらを体現したラスト。

素晴らしいラストシーンです!

映画『アリラン』まとめ

私の中では素晴らしい作品であることは間違いないのですが、

正直「え!?これでカンヌとっちゃうの!?」と感じました。

決して賞をとるような映画ではないと思うのですが・・・。よっぽどみんなキム・ギドク監督の復帰を待ってたんだなあ~。

さあ!映画『アリラン』を駄作と感じるか傑作と感じるかは・・・あなた次第です 😉

映画『アリラン』おまけ

キム・ギドク監督に直接会ったことのある、俳優さんからこんな話を聞いたことがあります。

「キムギドク監督は仙人みたいな人だった・・・。」

きっと映画『アリラン』で一周廻ってきたのでしょうね。

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

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