映画『誰も守ってくれない』感想や考察~強き人間に与えられた運命~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『誰も守ってくれない』感想、考察です。

佐藤浩市の勇気を与える言葉。

この言葉さえあれば、たとえいかなる運命であっても生き続けることができる。

映画『誰も守ってくれない』

映画『誰も守ってくれない』の予告編はコチラ♪
http://youtu.be/thcrjejJmy8

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映画『誰も守ってくれない』のあらすじ

ある日突然、15歳の女子高校生の船村沙織(志田未来)の、
18歳の兄、船村直人(飯嶋耕大)が逮捕された。
兄は小学生の姉妹を刺殺するという、猟奇殺人事件を起こしたのだ。
その日を境に、沙織と沙織の家族の生活は一変しまう。
家に次々と押しかけるマスコミ、ネットで拡散し続ける非難、中傷。
そして、顔写真や住所などが、次々と世間に晒されていく。
そんな中、刑事の勝浦卓美(佐藤浩市)は、この容疑者家族の保護を命じられる。
ショックと混乱で心を閉ざしてしまう、沙織。
勝浦自身にも1人娘、勝浦美菜(荒井萌)がいる。
娘は、離婚でばらばらになりそうな家族を繋ぎとめようと頑張っており、勝浦は沙織の気持ちが痛い程分かってしまう。
家を離れ、姓もかえ、それでも追いかけてくる、マスコミとネット叩き。
そこで勝浦は、沙織を連れて東京を離れ、ある場所へと向かう決意をする。

映画『誰も守ってくれない』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:ドラマ
製作国:日本
監督:君塚良一
脚本:君塚良一
音楽:村松崇継

公開:2009年

上映時間:118分

映画『誰も守ってくれない』出演者

勝浦卓美:佐藤浩市
船村沙織:志田未来
本庄圭介:柳葉敏郎
本庄久美子:石田ゆり子
梅本孝治:佐々木蔵之介
三島省吾:松田龍平
尾上令子:木村佳乃
坂本一郎:佐野史郎
稲垣浩一:津田寛治
船村礼二:佐藤恒治、沙織の父
船村澄江:長野里美、沙織の母
船村直人:飯嶋耕大、沙織の兄
勝浦美菜:荒井萌、勝浦の娘
佐山惇:東貴博
山本茂:須永慶
園部達郎:冨浦智嗣、沙織の彼氏

etc

映画『誰も守ってくれない』の感想・考察

映画『誰も守ってくれない』はマスコミやネットで誹謗中傷する人々の恐ろしさや不気味さを、見事に描いています!

そして後半、号泣しまくる名シーン、名台詞がこの運命に立ち向かう勇気を与えます!

第三者の恐ろしさ

私個人の考えではありますが、「加害者家族は関係がない!」と声を大にして言いたいです。
日頃のネット炎上を見ていても感じることです。

事件と全く関係ない、被害者でも加害者でも何でもない、
つまり、第三者の人達の行動の恐ろしさを感じました。

何故、本来ならば客観的視点、平等にこの世を見るべき立場であるマスコミが、ここぞとばかりに追い詰めるのでしょうか。
ここ最近、疑問を感じる人も多くなってきましたよね。
「育て方が・・」とか、「環境が・・・」とかを、まるで言い訳のようにして、うまく利用して追い込んでると思います。
それが仕事だからでしょうか。
勿論、責任を問う部分ではあると思います。
しかし、だからといって追い詰めたり、晒し物にすることとは全く関係ないことです。

そして、ネットで誹謗中傷する人々怒りを違うところへまで拡大してぶつけている気がします。
本当のところは、その怒りは別の所、自分の人生の中に潜っていたり、日常の中に在るもので、事件の怒りに転嫁させてる部分もあるのではないでしょうか。
ネットは日頃のストレスをうさばらしする場所ではありません。
スカッとするのでしょうかね。いずれは自分自身に跳ね返ってくることも知らずに。

たった一部の人達なのでしょうが、その影響が与える当事者のショックは計り知れないものがあります。

後半の名シーン

※以下台詞なども含めネタバレします。

容疑者の妹となってしまった沙織には、次々と抱えきれない程の苦しみがのしかかります。

沙織の母は、ショックのあまりトイレに閉じこもり、突然自殺してしまいます。
しかも、沙織は別の場所に逃げていた為、母の死に目さえも会えませんでした。
更に、沙織が一番の信頼を寄せ、頼りにしていた彼氏の園部達郎(冨浦智嗣)にも裏切られてしまいます。
達郎は沙織の所へと会いに行きますが、沙織を盗撮し、その動画を売り渡します。
そして、瞬く間にネット上に拡散されてしまいます。
もう何もかも、信じるものも、守ってくれるものも失ってしまった沙織。

そんな絶望の淵にある沙織を、体を張って守ろうとしたのは勝浦でした。
その後、負傷した勝浦が、父と犯罪者の兄を抱えた15歳の沙織に対して言った、
こんなすごい台詞があります。

「沙織、いいか。これからも君が家族を守るんだ。
誰かを守るっていうことは、その人の痛みを感じるってことだ。
人の痛みを感じるのはとても辛い。苦しいことだ。
でもそれが生きていくってことなんだ、生きるんだ。」

私には父と母とそして姉がいます。
私の姉は、私に対しては優しかったのですが、物心ついた頃には、いつも学校で問題を起こしており、両親は学校に呼ばれ、一緒に暮らせなかったり、同じ学校に通えなかったことなどがありました。
私は周りに恵まれ、家の外で何かひどい事をされたことはありません。
でも、家の中は荒れ、両親の執着や不幸な感情の影響を、子供ながらにもろに受けて生きていました。
そして、妹であることや、この家族の一人であることに、後ろめたさや、怯えや、罪悪感を感じながら生きていた時期がありました。
当時、まだ子供であった私の中には、苦しいこととか辛いこととかがいっぱい抱えてましたが、あの時は、「誰も守ってくれなかった。」

「まだ子供なのに守れだなんてあまりにも酷すぎる!」
このシーンを見ていて、正直そう思いました。

でも、その次の瞬間。
そんな環境でこそ、強く在らねば。
強い人だからこそ、与えられた環境。
それを受け入れることこそが、生きるということなのかもしれない。
とも思いました。

映画『誰も守ってくれない』での、沙織演じる、志田未来の絶対に曲がらなそうな、強い真っ直ぐな瞳。
彼女だったら、もしかしたら乗り越えられるんじゃないかと、感じさせる瞳。
この瞳が、子供の頃の私にそう感じさせたのかもしれません。

そして、その彼女をまるで救うかのように流れた、この映画の主題歌、リベラの「あなたがいるから」が、まるで、沙織を応援するかのように包み込みます。

15歳の女の子に対して言う、この言葉の重さは相当なものだと思います。
佐藤浩市はこの重さを一心に引き受け、素晴らしい芝居をしています。

映画『誰も守ってくれない』のまとめ

「誰も守ってくれない。」って感じる子供達が、今日もどこかにいるかもしれません。
映画『誰も守ってくれない』が少しでもの勇気になりますように。

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

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