映画『Kissingジェシカ』感想や考察~あるある!結婚適齢期~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『Kissingジェシカ』感想、考察です。

LGBT特有の葛藤、女性ならではの葛藤の数々。

彼女達が本当に求めていたものとは・・・?

映画『Kissingジェシカ』

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映画『Kissingジェシカ』のあらすじ

ニューヨークの新聞社で働く、
キャリアウーマンの女性ジェシカ(ジェニファー・ウェストフェルド)、28歳 。
明るく知的だが、恋愛ベタであり、
周りに結婚をせかされ、懸命に出会いを求めるもいつもうまくいかない。
相手の男性の欠点をとことん指摘してしまうのだ。

一方、画廊のディレクターとして、アーティスティックに生き生きと働く、
女性ヘレン(ヘザー・ジャーゲンセン)。
自由奔放に生き、男性経験も豊富であり、いつもその時に応じて男をとっかえひっかえ。
しかし、いまいち彼女の心は満たされず、もやもやとした日々を過ごしていた。

ある日、ゲイの友達に薦められるまま、リルケの詩を引用し、
興味本位で、女性の恋人を求める新聞広告を出すヘレン。
その新聞広告を見て、引き込まれるジェシカ。
ヘレンが掲載したリルケの詩は、ジェシカが心に刻んていたお気に入りの詩だったのだ。
リルケの詩が引き寄せるように、出会ってしまったジェシカとヘレン。
ジェシカの恋と結婚はどうなる?そして、ヘレンの求める愛は満たされる?

映画『Kissingジェシカ』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:コメディ
製作国:アメリカ合衆国
監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
脚本:ジェニファー・ウェストフェルト、ヘザー・ジャーゲンセン

公開

アメリカ:2001年

日本:2003年

上映時間:97分

映画『Kissingジェシカ』出演者

ジェシカ・スタイン:ジェニファー・ウェストフェルド
ヘレン・クーパー:ヘザー・ジャーゲンセン
ジョシュ・マイヤーズ:スコット・コーエン
ジュディ・スタイン:トーヴァ・フェルドシャー
ダン・”ダニー”・スタイン:デイヴィッド・アーロン・ベイカー
シドニー・スタイン:ロバート・アリ
ジョーン:ジャッキー・ホフマン
マーティン:マイケル・マストロ
セバスチャン:カーソン・エルロッド
スタンリー:ピーター・ハーシュ
グランマ・エスター:エスター・ワームフェルド
スティーブン:マイケル・ショーウォルター
グレッグ:マイケル・アーリー
チャールズ:ジョン・ハム
ハワード:ニック・コーリー
アーティスト:アリシア・ライナー
レイチェル:ジェニファー・カータ
ローリー:イラナ・レビン
etc

映画『Kissingジェシカ』の感想・考察

映画『Kissingジェシカ』はLGBTについて、その当事者と彼女達を取り巻く人々を、コミカルにハートフルに描いた作品です。
しかしこの映画、実はすっごく奥深いです。
今宵は主演の1人であるジェシカについて、主に考察していきたいと思います。

※以下少々ネタバレします。

共感しまくったジェシカ

映画『Kissingジェシカ』には、真面目で臆病なジェシカと、自由で大胆なヘレンという、対称的な2人の女性が登場し、彼女達が恋におちてしまうラブコメです。
結婚適齢期にさしかかった女性ならば、この2人の女性のどちらかに共感するのかもしれませんね。
ちなみに私は、ジェシカに非常に共感してしまいました。

28歳という年齢の女性。
周りの目が気になって仕方なく、周りの言葉や視線を必要以上に気にしてしまったり、
仕事も落ち付いてきて、やりがいや生きがいがあまり持てなくなってしまったり、
家族から結婚をと追い詰められ、言われるがままにお見合いしてしまったり、
30歳目の前にして、不安と焦りで眠れなくなってしまったり、
世の中や人が冷静に見えてきて、いちいち周りに当たってしまったり批判してしまったり、
もしかしたら私は一生一人なのかもしれないと、天涯孤独に恐怖を感じてしまったり、

誰しも思い当たるところがあるのではないでしょうか?

ここを乗り越えていけば、また楽しい大人の人生が始まるのでしょうけど、その前にたちはだかる壁は、当人にとってはかなりのものですよね。

彼女は男運の悪さに悩み、男性に失望し、そして孤独を恐れるあまり、レズビアンでもないのに、
「最後にこの方法が残されていたわ!」と女性と付き合うことに挑戦します。
「あまりにもとんでもない、常識はずれな人生の開拓の仕方だわ!」と思われるかもしれませんね。

でも、私はなんだか共感してしまいました。
そこまでしても、彼女は、
人生を切り開きたい!
もっと自分らしい生き方をしたい!
幸せになりたい!
自分の殻を破りたい!
囚われず自由に生きたい!
と心の中が叫んで求めていたんだと思います。

誰しも、
「自分はこんなもんじゃないんだ!」
という思いを秘めて生きていますよね。本当のところは・・・ 🙂

弱いからこそ相手を責めてしまう

映画『Kissingジェシカ』の大好きなシーンの1つに、結婚できないことに落ち込むジェシカに対し、ジェシカのお母さんが寄り添い、暖かく声をかける場面があります。

そこでお母さんが、ジェシカの幼い頃の話をします。
「あなたは学校でせっかく劇の主役になれたのに、相手役の男の子が下手だと言って、自ら主役を降りてしまったわね。そして、代わりに別の女の子が主役をした。しかも相手役の男の子はとても上手だったのに。」

掴んだものを自ら降りてしまったのは、きっとジェシカ自身の劣等感や、自信のなさや、勇気のなさだったのでしょうね。
それをごまかすために、隠すために、ウソをついて相手役のせいにした。

分かる気がします。

相手のせい、学校のせい、会社のせい、環境のせい、社会のせい、国のせい、
きりがないですが、周りのせいって一理あるのかもしれません。
でも、自己防衛の為、自分の弱さを隠す為、自己弁護の為、自分を正当化する為、
言ってしまっているところも、きっとあります。

自分の人生は自分が責任を持ってあげる。そんな強い自分になりたいなあと思います 😛

寛容なユダヤ教徒の人々

ジェシカがレズビアンであることをカミングアウトした後、ジェシカの家族や周りの人々は、
びっくりするくらいに暖かく、愛を持って彼女達2人を迎え受け入れます。

ジェシカは敬虔なユダヤ教の家庭で育っているので、心配してしまいましたが。

「子供はどうするの?作るの?だったら人工授精をお勧めするわ♪」
のおばあちゃんのすんばらしい一言には泣き笑いしてしまいました。

結婚に賛成してくれるのかな、
相手の人のこと気に入ってくれるのかな、
周りは私達のことどう思うのかな、
とか、周りの目を気にして、その後のこととかいろいろ心配しちゃったりしますよね。

取り越し苦労ってやつですね。
周りの人の優しさや寛容さって、もっと信じてもいいのかなって思いました。

無名の女優2人の共同脚本が生んだ快挙

映画『Kissingジェシカ』は、全くの無名の女優2人が、小さな舞台の脚本を作り、上演したところからのスタートでした。
その後、共同で映画の脚本を書き、製作も主演も2人で務めました。
そして、超低予算で作られた映画にも関わらず、世界中で大ヒットし、ロサンゼルス映画祭にて最優秀映画賞を受賞しました。

DVDには、映画『Kissingジェシカ』のこの2人によるメイキングもおさめられております。
とってもキュートな、
ジェシカ役のジェニファー・ウェストフェルドと、
ヘレン役のヘザー・ジャーゲンセンに出会えますよ 🙂 
是非ご覧になってみて下さいね。

彼女達は女優の仕事をしながら、今も一緒に脚本を書き、作品創りに情熱を燃やしているそうです。
ジェニファー・ウェストフェルドとヘザー・ジャーゲンセンの次回作に期待したいと思います。

※以下ラストネタバレします。

本当に欲しいものを手に入れた?ラスト。

映画『Kissingジェシカ』はジェシカが本当に求めたものを、得られたラストになったのではと思います。
ジェシカはヘレンに振られ、1人ぼっちになりますが。
会社をやめ、画描きの卵として幸せそうに暮らしてます。
そして、ヘレンとは恋人ではなく、かけがえのない友達という関係へと変化します。

結局、彼女は結婚をしたかったわけではなく、
自分らしく生きる方法をとにかく求めていたんですよね。
女性と付き合おうと思ったのは、
自分らしく生きられない自分に対しての、臆病さへの挑戦に過ぎなかった。

一方、ヘレンは自分が求める愛を与えてくれないジェシカを振り、
別の女性とつきあいます。
そして、際限なくどんどんどんどん愛を求めていきます。
彼女が満たされる日は来ない気もしてしまいます。でも、彼女もまたとっても幸せそうなんですよ。

いつかヘレンについても、じっくり考察してみたいなと思います。

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

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