映画『クレイマー、クレイマー』感想や考察~働くパパとママへ~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 😛

今日は映画『クレイマー、クレイマー』感想考察です。

離婚・親権問題に悩まされる現代の日本に「切り込め!」暖かなメス!

名シーンはフレンチトーストだけじゃないぞ 😎

映画『クレイマー、クレイマー』

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投稿本文(h2)

映画『クレイマー、クレイマー』あらすじ

仕事人間のテッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)に対し、耐えられなくなったジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)。
ある日突然、息子のテッド(ヘンリー、ジェーン・アレクサンダー)を残し、家出してしまった。
取り残された父と子。とても親子とは言えないような全く噛み合わない2人だったが、
朝食作り、学校の送り迎え、学校の行事・・・
いろんなことを助け合ううちに、いつしかかけがいのない関係になっていく父と子。
そんな時に、息子を取り戻そうとジョアンナ・クレイマーが現れ、裁判が始まる。
息子を取られまいと必死に奔走するテッド・クレイマー。
結末はいかに・・・

映画『クレイマー、クレイマー』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:ヒューマンドラマ
製作国:アメリカ合衆国
監督:ロバート・ベントン
脚本:ロバート・ベントン

映画『クレイマー、クレイマー』出演者

ダスティン・ホフマン

メリル・ストリープ

ジャスティン・ヘンリー

ジェーン・アレクサンダー

etc

映画『クレイマー、クレイマー』感想・考察

今まさに!今の日本を悩ます離婚問題、親権問題

少し前あたりから、日本でもあちらこちらで起きる社会問題。

離婚問題、親権問題。

私の周りにもわんさかいる。

離婚や親権に悩み苦しむ、友人や同級生。

「まさか私が離婚するなんて!」の時代。

みんな自分自身の人生の失敗、汚点ととらえて、猫背で、なんだか自信なさげにおずおずと語る。

時折人生の勲章のように堂々としているすごい人もいるが 😳 まれだ。

ワイドショーもマスコミも「ほれみたことかと!」明らかにやり過ぎなくらい、貪るように攻撃する。

人間は一方を良と解釈し、もう一方を悪と解釈し、

一方に感情移入し、応援し、共に闘う。
もう一方を憎み、短所探しを徹底的に行い、裁く。

その方が納得できて自分自身が楽だからだ。

自分を正当化できるし、
自分を守ることができる。
なんとも単純に世の中を見たがる生き物であると思う。

しかし、この作品ではそんなことはできないだろうと思う。
「そんな風にしてやるもんか!」
という創り手の意志と意図とがバシバシと伝わってくるのだ。

一昔前の日本では違っていたのかもしれないが、今現代社会に生きる者にとって

夫側、妻側、どちらにも共感をおぼえ、どちらとも責めることができず、2人に寄り添いたくなるのではなかろうか。
この映画を見た男性が、女性側の心の痛さを感じ、理解し、

この映画を見た女性が、男性側の心の痛さを感じ、理解しうることができたならば、

希望も込めて、

明日が少し変わるんじゃないかなって思う。

3人の演技にブラボー!

この双方に共感してしまう素晴らしさを支えているのが、

夫のダスティン・ホフマン、妻のメリル・ストリープ、息子のジャスティン・ヘンリーの3人の演技力でございます。

もしDVDで見る時には、
メイキング映像も見ることをおすすめします!

3人の素晴らしい演技がうまれたの秘密が、描かれています。

※以下メイキング内容等、少々ネタバレしますのでご注意下さい。

ダスティン・ホフマンについて・・・

ダスティン・ホフマンは自分自身が離婚の真っ最中に、この映画を撮影したらしいです。
きっと自分の心の痛さの全てをこの作品の演技に捧げていたのでしょうね。
しかもこの時、リアルに子供が1人いたそうです。

ダスティン・ホフマンの息子を見る眼差しの真の暖かさに、私は、父親の私を見る眼差しを思い出して泣いてしまいました。
あまり父親に愛されなかったさみしい記憶ばかりなのですが、あの暖かい眼差しを、私もどこかで覚えていて、心に刻まれていたのかもしれません。

彼はアドリブもたくさんされていたようです。
妻が子供を引き取りたいと言いに来たシーンで、壁にワイングラスを投げつけて割ったのはアドリブだったそうです。
事前に撮影カメラマンにだけ打ち明けていたらしいですが・・・。
そのアドリブに見事に答えた、メリル・ストリープの生の演技も素晴らしいです。

メリル・ストリープについて・・・

個人的にはメリル・ストリープは何故だかあまり好きになれない女優でした。
幼い頃初めて見た彼女の映画が『永遠に美しく・・・』という、監督がロバート・ゼメキスの、
恐ろしい、私にとってはまるでホラー映画でして・・・
美しさと生きることに執着しまくる姿が悪夢になって出てくるくらい衝撃で、好感度がなさすぎて(メリル様ごめんなさい!) 😳
その時の印象があまりにも強すぎたせいかもしれません。

私はこの作品をみて彼女が大好きになりました 🙂 

裁判でのシーンの台詞はメリル・ストリープが書いたものらしいです。
彼女の知性と繊細さと抜群のセンスが散りばめられている台詞です。
それもあってか、裁判のシーンは特に素晴らしいです。

コチラの動画でそのシーンがちょっとだけ見れます。
http://youtu.be/VfpIbDxd0oU

終始目を真っ赤っかにして訴えるメリル・ストリープ、「あなたは人生に失敗した」と相手側の弁護士に攻撃され、認めた時のメリル・ストリープの表情、
「これ本当に演技なの!?」
映画界の宝です。

そしてジャスティン・ヘンリーについて・・・

彼を見て、母性を刺激されない女性はこの世の中にいないのでは!?ってくらい可愛くてたまんないです。

そして、お父さんお母さんをを食ってしまうくらい、リアルで生々しい演技をしています。

泣く演技、辛い演技、両親の愛を乞う演技。
ここにはダスティン・ホフマンが彼にけしかけているという秘密があります。

ジャスティン・ヘンリーが泣くシーンにおいて、ダスティン・ホフマンはこんな言葉をかけたそうです。
「今はみんなでこんなにも仲良く撮影しているけれど、
映画が終わると、離れ離れになって、もう二度と会わなくなる人もいる。」
これでイチコロ、号泣だったそうです。

それだけに、この作品のカンパニーのチームワークと信頼関係が、素晴らしくて幸せな時間だったということなのでしょうね。

映画『クレイマー、クレイマー』まとめ

この作品の原題は
『Kramer vs. Kramer』
つまり、『原告クレイマー対被告クレイマー裁判』
戦いの、争いの映画なんです。

しかし、悪い人が誰一人出てこない映画っていい!

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂