映画『セーラー服と機関銃』感想や考察~星泉、薬師丸ひろ子の慈悲~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『セーラー服と機関銃』感想考察です。

薬師丸ひろ子の慈悲深さにひれ伏す時、あなたは何を感じますか。

映画『セーラー服と機関銃』

映画『セーラー服と機関銃』予告編はコチラ♪

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映画『セーラー服と機関銃』のあらすじ

四人しか子分のいない小さなヤクザ、目高組の親分が跡目は血縁者にと遺言を残して死んだ。その頃、女高生の星泉は、成田空港の前で車に轢かれて死んだ父・貴志と火葬場で最後の別れを惜しんでいた。泉が帰りかけたとき、中年の男が父の遺骨に線香をあげていた。泉の母はずっと昔に亡くなって、これで彼女は本当の一人ぼっちだ。泉がマンションに帰ると、マユミという女がおり、彼女は「もし自分が死んだら泉をよろしく」という父の手紙を持っていた。フーテンの様な格好のマユミはとても父の愛人には見えない。その日からマユミと一緒に暮す泉。翌日、黒いスーツを着こんだ大勢の男たちが学校の前に並んでいる。泉のとりまき、智生、哲夫、周平が止めるのを無視して、泉は校門に向った。すると、あの火葬場にいた男が歩み出て「星泉さんですね」と言う。佐久間というその男に汚ない事務所に連れていかれた泉は、そこで、目高組四代目組長を襲名してほしいと頼まれた。佐久間の話では、親分の遺言通り血縁者を探しあてると、事故死したばかりだった。それが泉の父だ。だから、跡目は血縁者の泉に回ってきたのだ。かたくなに拒否した泉だが彼らの熱意にしぶしぶ承諾してしまう。目高組は佐久間の他に、政、ヒコ、明の三人しかいない小さなヤクザだ。その日から、泉は佐久間に連れられ大組織の組長、浜口のところへ挨拶に行った。可愛い組長に浜口は驚くと同時に笑いだすが、佐久間は大真面目だ。数日後、泉のマンンョンが何者かに荒されていた。そこへ、黒木と名乗る刑事がやって来た。黒木は「泉の父の死は、麻薬の密輸が絡んでおり、そのために部屋が荒らされたのでは、そして、マユミは札付きの不良娘だ」と話す。父が麻薬を密輸、泉にはとても信じられない。さらに、マユミも姿を消してしまった。その日から数日後、組の事務所の前にヒコの死体が投げだされていた。暫くして、マユミから泉に電話が入り、二人は会った。マユミの父は、“太っちょ”と呼ばれる、浜口も恐れるヤクザの大親分だと言う。そして、太っちょが動くときは必ず麻薬が絡んでいるそうだ。泉のマンションが再び何者かに荒され、かつての佐久間の弟分、萩原に、ボディガードの明が殺され、彼女は太っちょの所に連れて行かれた。麻薬を渡せと太ょちょに迫られ、泉があわやというときマユミがやって来て、麻薬のありかを教えるから彼女を助けるように話す。娘の願いで泉を解放する太っちょ。そこへ、あの刑事の黒木が現われた。黒木は刑事の特権を利用して麻薬を密輸していたが、あの日、成田の取締官に追われ、麻薬を隣にいた泉の父のバッグに投げこんだのだ。ところが、その父が死んでしまった。一方、愛人だったマユミは麻薬を見つけ、それを水に溶かしローションの瓶に入れてあると話した。早速、黒木はマンションに向った。その夕、佐久間が現われ、泉を連れて逃げだした。後を追おうとする太っちょの前にマユミが立ちはだかり、父を撃った。そこへ、マンションの黒木から電話が入り、浜口組の奴に麻薬を横取りされたと言うと、息絶えた。泉と佐久間は政を連れて浜口の所へ向った。「太っちょを殺ってくれたし、麻薬も手に入った、お礼に目高組のシマを広げてあげよう」と言う浜口の言葉を無視して、泉は、机の上にあるローションの瓶に機関銃をブッ放した。しかし、そのドサクサで政が殺され、佐久間と二人きりになった泉は目高組を解散することにした。佐久間は堅気になると言って故郷に帰った。数日後、警察から泉に死体を確認してほしいと呼び出しがあった。佐久間だった。サラリーマンになって東京に出張に来た佐久間はヤクザ同士の喧嘩を止めに入って殺されてしまったそうだ。泉のマンションには、佐久間のサラリーマンの名刺に書かれた伝言が置いてあった。「出張で東京に来ました。留守なのでブラブラしてまた来ます」と。泉は話すことのない佐久間の唇に自分の唇を重ねるのだった。

(Movie Walkerより引用)

映画『セーラー服と機関銃』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:アクション、ラブストーリー

製作国:日本

監督:相米慎二

原作:赤川次郎

脚本:田中陽造

音楽:星勝

公開:1981年

上映時間:119分(完璧版は131分)

映画『セーラー服と機関銃』出演者

星泉:薬師丸ひろ子

佐久間真:渡瀬恒彦

三大寺マユミ:風祭ゆき

目高組トリオ・政:大門正明

目高組トリオ・ヒコ:林家しん平

目高組トリオ・メイ:酒井敏也

高校生トリオ・智生:柳沢慎吾

高校生トリオ・哲夫:岡竜也

高校生トリオ・周平:光石研

黒木刑事:柄本明

松の木組組長・関根:佐藤允

浜口物産社長・浜口:北村和夫

萩原:寺田農

太っちょ・三大寺一:三國連太郎

etc

映画『セーラー服と機関銃』の感想・考察

『翔んだカップル』『台風クラブ』『お引越し』・・・

私の大好きな映画監督、相米慎二

その中のお気に入りの1本、映画『セーラー服と機関銃』。

久々に映画『セーラー服と機関銃 完璧版』で見たのですが、

やっぱり傑作ですね!映画『セーラー服と機関銃』

早速考察していきます。

薬師丸ひろ子の慈悲深さ

映画『セーラー服と機関銃』の一番の魅力は何といっても。

薬師丸ひろ子の慈悲深さ 🙂 

この一言に尽きると思います。参りました。

映画『セーラー服と機関銃』はざっくり言ってしまうと、

普通の女子高生がある日突然、ヤクザの組長を引き受けてしまい、自分の組の仲間を守る為に、巨大な組に立ち向かっていく。

そんなストーリです。

このストーリーの中で、薬師丸ひろ子演じる女子高生の星泉は、

自分が何を言われても、自分がどんなひどい目にあっても、自分が何を失っても、自分が命を落としそうになっても・・・

あきらめることなく、めげることなく、弱音をはくことなく、人のせいにすることなく、迷うことなく・・・

仲間を守る為に、悪に立ち向かっていく。

そこに「私が私が私が」という自我は一切ありません。

無我の境地。半端ない正義感。

行動も思考も、誰かの為にしかしていないんです。

いつも、「私が私が私が」と自分ばかりに囚われて、

人間関係とか仕事とか恋愛とか寝不足とか・・・ 😳 もがき、苦しんでいる自分自身が、

「なんとまあ、ちっぽけであることか!」

「なんとまあ、おろかであることか!」

「なんとまあ、自我に根ざしていることか!」

薬師丸ひろ子演じる、星泉の慈悲深さにはらはらと泣いてしまいました。

「そんな女子高生が果たしているのか!?」と言ってしまったら、

現実味は全くない映画なのかもしれません。

しかし、薬師丸ひろ子という女優が演じることで、

この現実離れしている世界が妙に説得力を持っているんです。

当時、リアル女子高生でもあった薬師丸ひろ子。

柔らかく、包容力に溢れた、愛情深い声をあわせ持つ薬師丸ひろ子。

逞しく、神々しく、菩薩のような魅力を放つ薬師丸ひろ子。

薬師丸ひろ子演じる星泉は、菩薩の象徴として描かれていたのではないでしょうか。

映画『セーラー服と機関銃』の中では菩薩を象徴するようなシーンもいくつかありましたね。

結跏趺坐のポーズで座るシーンがあったり、

十字架の形で張り付けにされるシーンがあったり、

ラストでは赤いハイヒールを履いた星泉が、マリリン・モンローのようにスカートをひらめかせながら、見えない銃で少年と打ち合いをする、有名なシーンがあります。

天から混沌とした地上世界を見降ろし、暖かく地上を見守ろうとしているようにも見える、菩薩の愛の眼差し。

美しいシーンです。

たった12歳で自分の使命に目覚め、フランスの為に自分の全てを捧げた、ジャンヌ・ダルクに繋がるところがあるのかもしれません。

豆粒でも隠れていても伝わってくる

長まわしのカット、そして引いて撮影することが多い、相米慎二監督

映画『セーラー服と機関銃』でもびっくりするくらい長くカメラをまわしていたり、「ここで絶対俳優のアップ見たいでしょ!」てところで豆粒くらいしか俳優が映っていなかったり、更に「まじかよ!?」ってくらい俳優が物に隠れていて、そもそも見えなかったりします。

しかし!

俳優からほとばしるエネルギーや感情がバンバンこっちに伝わってくるんです。

表情が見れなかったり、物に隠れてもですよ!?

こんなこと、他の監督の作品では絶対見られないと思います。

ラストに近いシーンで、

薬師丸ひろ子演じる星泉と渡瀬恒彦演じる佐久間真の、生き残った2人だけのシーンがあります。

このシーンはめちゃくちゃ高いところから撮っていて、2人の頭頂部しか見えないんです。しかもすごい長まわしで。多分5分以上!あったと思います。

でも!どんな感情で、どんな表情していて、どんな眼差をしているか・・・

魔法のように自然と見えてきてしまうんです。

お気に入りのシーンです 🙂

映画『セーラー服と機関銃』まとめ

薬師丸ひろ子に諭され、ひれふしてしまう映画『セーラー服と機関銃』。

「カ・イ・カ・ン」のシーンが有名な映画『セーラー服と機関銃』ではありますが、

他にも、この名シーンに裏打ちされた素敵なシーンがたくさんあります。

映画『セーラー服と機関銃』で

「自分だけのお気に入りのシーンを見つけてみる♪」

って見方もあるのではないでしょうか。

是非ご覧になってみて下さいね。

映画『セーラー服と機関銃』おまけ

比べちゃいけないけど、映画『セーラー服と機関銃-卒業-』

全然違う映画として楽しむにはいいと思います。橋本環奈もとてもいいですよ!

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

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