映画『罪の手ざわり』感想や考察~罪と暴力の身近さ、そして悲劇性~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『罪の手ざわり』感想考察です。

罪と暴力は、手でさわれる程に、こんなにも近くに在るのか!?

映画『罪の手ざわり』

(原題『天注定』、英題『A TOUCH OF SIN』)

映画『罪の手ざわり』の予告編はコチラ♪
http://youtu.be/jIVYWdVI9MA

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映画『罪の手ざわり』あらすじ

重慶で家族への仕送りを続ける若き父チョウ(ワン・バオキアン)は、妻と子には出稼ぎだと偽って強盗を繰り返していた……。会社の汚職により14年間、利益を吸い上げられてきた山西省の炭鉱夫ダーハイ(チアン・ウー)は、その怒りを抑えることができず……。叶わぬ恋を続け、寄る辺ないまま歳を重ねてきた湖北省の女・シャオユー(チャオ・タオ)は、しつこく迫る客に我慢できず切りつける……。“何か”を手に入れたくて、職を転々とする広東省の若者・シャオホイ(ルオ・ランシャン)は、ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する……。

(Movie Walkerより引用)

映画『罪の手ざわり』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:ドラマ
製作国:中国、日本
監督:ジャ・ジャンクー
製作総指揮:ジャ・ジャンクー、森昌行、レン・チュンルン
脚本:ジャ・ジャンクー
音楽:リン・チャン
日本:2015年(中国では未公開)

上映時間:129分
R15指定作品

映画『罪の手ざわり』出演者

炭鉱作業員ダーハイ:チアン・ウー
強盗チョウ:ワン・バオチャン
風俗サウナの受付シャオユー:チャオ・タオ
広東省の青年シャオホイ:ルオ・ランシャン
etc

受賞

2013年にカンヌ国際映画祭コンペティション部門:脚本賞受賞

キネマ旬報2013年外国映画ベストテン:3位

映画『罪の手ざわり』感想・考察

公開当時、確か、私の大好きなTOKYO MXの情報バラエティTV番組『5時に夢中!』 🙂 で紹介されいて、飛んで見に行った作品です。

期待通りの凄まじい中国映画でした。

罪と暴力の身近さ

この作品は、罪と暴力というものに対し、徹底的に向かい合い、目を背けたくなる部分まで、繊細にとことん映し出し、様々な種類の罪と暴力について、オムニバス形式で描かれています。

罪と暴力はこんなにもあるものかと、その多様さに正直衝撃を受けましたが、何よりも、

これらの罪と暴力というものが、あまりに身近であるということを、
とことん思い知らされました。

私にも、私達にも起こりうる日常的なものであるという逃れられない現実。

ほんの僅かな、物理的・心理的なかけ違いによって、
一瞬にして、あっという間に罪へと暴力へと変貌してしまう。

タイトルの中にもある「手ざわり」という言葉。
この言葉こそが、まさに作品のテーマです。

罪そして暴力というものは、手で触れてしまうことができるほどに寄り添っているのだと、
切に訴えている映画です。

今現代の日本で飛び交う「貧困」、「格差」、「勝ち組、負け組」などというワード。
この作品は、中国社会が生み出した、罪と暴力を描いている作品ではありますが、正直、他人事とは思えませんでした。
こうして穏やかに生きている私達もまた、今この瞬間、世界の何処かに向けて、何らかの罪や暴力を生み出しているのかもしれません。

弱者が絶望が生む悲劇性

この作品は、中国社会において抑圧された人達、被害者達が、それを受け入れず、屈することなく、立ち上がり戦う映画であると、私は思います。

しかし、戦いといっても、この作品でいう戦いは、罪や暴力という形によってもたらされます。

悲しいことに。

更に、広東省の青年シャオホイの物語では、
外へ向けての暴力ではなく、内に向けての暴力が描かれています

弱者の絶望が向かう悲劇性を見事に描いています。

見ていて大変辛いかもしれません。
でもここから必ず、それぞれに何かを得ることができる、何かを知ることができる、と私は思います。

少し話は変わりますが、最近、TVで流れている「ミサイル避難CM広告」。
「見た人に恐怖を植え付けるだけだ!」と非難している人がいました。

でも、知らないということは、時に罪を生むのではないでしょうか。

都度感情的なることなく、騒ぎ立てることもなく、冷静に、そういうことがあるかもしれないという危惧を持つということは、今の時代とても大切なことなんじゃないかなと、私は思います。

ちょっとやり過ぎな映画描写

描かれている内容について、とってもおすすめしてしまいましたが 😳
実際、作品の描写はかなり過激であり(R-15)、

「ちょっといくらなんでもやりすぎやしないか!」

と正直違和感を感じました。

更に、「ん?今のカットは一体なんだったんだ!」と疑問を抱いてしまう不思議なカットが何か所かあって、ちょっと集中力をかいてしまうかもしれません。

しかし、これだけの作品を撮った監督なだけに、
それぞれに、きっと何らか意図があるのだと思います。

やり過ぎー!そして、意味が分からないー!突っ込みながら見ていたのは、
もしかして私だけでしょうか? 😳

映画『罪の手ざわり』まとめ

この映画で描かれている4つのストーリーは、実話をもとにして作られたそうです。
そして、

中国映画であるにも関わらす、中国では未公開です。

この事実がまさに映画『罪の手ざわり』が伝えたいことをを物語っております。

内容が内容なだけに、覚悟を持って冷静に見ることをおすすめします。
「そんなことできるかー!」と反論されてしまいそうですが 😳

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

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