映画『余命1ヶ月の花嫁』感想や考察~永遠に残してくれたもの~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『余命1ヶ月の花嫁』感想、考察です。

何故ビデオレターを残したのか、彼女が本当に欲していたものとは・・・?

彼女がこの世に残したものに、私は感謝しかありません。

映画『余命1ヶ月の花嫁』

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映画『余命1ヶ月の花嫁』のあらすじ

ネタバレなし、さわりだけです。

イベントコンパニオンをしている長島千恵(榮倉奈々)は、ある日イベント会場で赤須太郎(瑛太)と出会う。
お互いに惹かれあう2人。
しかし、ちょうどその時期に、千恵は自分自身が乳がんに侵されている事実を知る。
乳がんであることを隠し、太郎と交際を始める千恵。
やがて、乳がんであることが太郎に知られ、千恵は太郎から離れようとする。
千恵を想い、屋久島まで彼女を追いかける太郎。
2人は共に病と闘うことを決意するが・・・千恵は乳がんを再発する。
宣告された余命はあと1ヶ月。この余命を2人はどう生ききるのか・・・。

映画『余命1ヶ月の花嫁』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:ドラマ、ラブストーリー
製作国:日本
監督:廣木隆一
脚本:斉藤ひろし

公開:2009年

上映時間:129分

映画『余命1ヶ月の花嫁』出演者

長島千恵:榮倉奈々
赤須太郎:瑛太
長島貞士:柄本明
大塚加代子:手塚理美
花子:安田美沙子
赤須敏郎:大杉漣
太郎の母:宮田早苗
岡田:津田寛治
奥野:田口トモロヲ
上原美佐、伴杏里、安藤玉恵、小原正子、服部妙子、
星ようこ、菜葉菜、池口十兵衛、弾丸ビーンズ

etc

映画『余命1ヶ月の花嫁』の感想・考察

映画『余命1ヶ月の花嫁』は実話を元にした映画です。
当時、ドキュメンタリー特集も組まれていたようですし、映画化するにあたり、かなりいろいろな脚色も入っているようです。
そして悲しいことに、よくない噂もたってしまったようですね。
しかし、それだけ映画『余命1ヶ月の花嫁』が世界に影響を与えたという証!
ですので、事実を切り離し、ある1つの映画作品として純粋に綴ってみたいなと思います。

余命1ヶ月の花嫁

何故ビデオレターを残すの?

自分自身の余命がもう少ししか残されていないと感じた千恵は、自分が亡くなった後に見て欲しいと、愛する太郎ちゃんに向けて内緒でビデオレターを残します。

千恵の太郎ちゃんへの感謝の気持ちが伝わる、美しいシーンではあるのですが、
「自分が亡くなる時、何故ビデオレターを残すの!?」

伝えたいことがあれば、言えない内容じゃないし、生きている間に伝えればいいのに。
なぜわざわざ物として自分の事を残すの?
残すことで相手の太郎ちゃんが苦しんだり、彼の人生の将来を考えなかったの?

こんなこと思う私は冷たいのか!?
理解できずに、半日近く悶々と・・・。

でも気付いた事があります。
それは、「永遠が欲しかったのかな。」っていうこと。

きっと千恵ちゃんは、
永遠に太郎ちゃんから愛されたかった。
永遠に太郎ちゃんの心に残っていたかった。
永遠に自分の生きた証を残したかった。

エゴとか我儘とか抜きに、きっと本能的に。

自分が死ぬこととか、誰かに忘れられることとか、自分の存在が消えてしまうこととかが、すごくすごく恐かったのではないでしょうか。
映画『余命1ヶ月の花嫁』ではそこまで深く描かれてはいません。生々しくも描かれてはいません。
綺麗な感動のシーンとして描いています。映画として整えている感があります。
しかし、その更に奥深くには、恐怖や悔いや弱さや葛藤や恨みや・・・
綺麗事では語れない、いろんなものが隠れている気がします。

私は癌や命に関わる病気にかかったことがありません。
本当の本当の部分の当事者の気持ちは分からないのかもしれません。
私は寄り添って考えることしかできません。
でも、このビデオレターのシーンは、「感動するわね。」などと片づけられてしまうような、そんな浅いシーンではないと思うんです。

瑛太の涙

映画『余命1ヶ月の花嫁』でダントツに素晴らしい演技をしているのは、赤須太郎を演じた瑛太。

彼は映画『余命1ヶ月の花嫁』の中で、愛する人の為に終始いろいろな涙を流します。
悲しい涙、苦しい涙、嬉しい涙、ショックの涙、寂しい涙・・・。

映画の構成上、ベタベタの彼らしからぬ演技をしていたり、お涙頂戴的な演技をしている部分も確かにあります。
だってそういう作品ですし、きっとそういう演出の下に演技をされているのでしょう。
しかし、この俳優さんがすると、たとえベタベタでもお涙頂戴でも引き込まれます。
演技をしているなという感覚を観客に感じさせない、観客を感情移入される不思議な力があります。

その中でも奇跡のような数秒があります。
千恵が亡くなった瞬間、泣き崩れる瞬間の彼の表情を是非見てみて下さい。
この数秒間の瑛太の表情を、私は一生忘れない!

他の俳優さん達の違和感

映画『余命1ヶ月の花嫁』では残念なことに、他の俳優さん達は1人1人バラバラに存在しているように感じ、違和感を覚えました。
個々に見ると、一見とても素敵な芝居をされているように見える時もあるのですが、統一感がなく、映画『余命1ヶ月の花嫁』のストーリーを生きていない、作品から浮いてしまっている印象を受けました。

例えば千恵を演じた榮倉奈々。まるで健康優良児のような溌剌さ。
苦しみを隠し無理して明るくしているのではなく、本当に心の底から明るい。
病に侵され、死に向かうと説得力がなく、「元気だなあー笑顔が可愛いなあー」と思ってしまうほど。
あのビデオレターのシーンは素晴らしい演技をされていただけに、惜しいです。

そして、非常に違和感を感じたのが、千恵の担当の女医さん。
患者の家族を目の前にして余命宣告をする時に、足を組む医者はいません。オイオイ・・・。
冷酷なキャラクターを演じたかったのでしょうか?そういう演出を受けちゃったのでしょうか?
でもこの作品には全く合いません!大好きな女優さんなのに・・・

ちなみに、私の知り合いの女性が癌告知を受けた際、担当のお医者さんは「彼女と決して目を合わさずに淡々と話した」そうです。
お医者さんの辛さが伝わってきてしまったと彼女は言っていました。

映画『余命1ヶ月の花嫁』まとめ

この『余命1ヶ月の花嫁』の千恵さんのドキュメンタリー番組や書籍がきっかけで、ピンクリボン運動が始まったそうです。
こうして千恵さんは、生きている私達に大切なものを残してくれました。
永遠に。

今回、ネットで癌のことをいろいろ調べていてすごく驚いたことがあります。
小林麻央さんのブログを始め、他にも今癌と戦っている方、そのご家族の方々の
命をかけて綴っているブログが、驚くほどたくさん在るという事。
永遠に残したいもの。

読んでいて、耐えられなくなってしまうような辛い内容のものもたくさんあります。
私なりにですが、真っ直ぐに受け止めていきたい。知っていきたいと思いました。
検索するとたくさん出てきます。是非、映画『余命1ヶ月の花嫁』とあわせてご覧になってみて下さい。

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

追記

小林麻央さんが2017年6月22日、お亡くなりになりました。ご冥福を心よりお祈り致します。

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