映画『湯を沸かすほどの熱い愛』感想や考察~恐すぎる女の熱い愛~

こんにちわ、すずらんです。

今日もブログをご覧いただきありがとうございます 🙂

今日は映画『湯を沸かすほどの熱い愛』感想考察です。

恐すぎる双葉の熱い愛。

中野量太監督の巧みな監督力に翻弄されてはいけない!

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』

(英題『Her Love Boils Bathwater』)

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』予告編はコチラ♪

スポンサーリンク
投稿本文(h2)

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のあらすじ

1年前、あるじの一浩(オダギリジョー)が家を出て行って以来銭湯・幸の湯は閉まったままだったが、双葉(宮沢りえ)と安澄(杉咲花)母娘は二人で頑張ってきた。だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。
(シネマトゥデイより引用)

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』基本情報・キャスト・スタッフ

ジャンル:ドラマ、コメディ

製作国:日本

監督:中野量太

脚本:中野量太

音楽:渡邊崇
主題歌:きのこ帝国「愛のゆくえ」

公開:2016年

上映時間:125分

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』出演者

幸野双葉:宮沢りえ

幸野安澄:杉咲花

幸野一浩:オダギリジョー

向井拓海:松坂桃李

片瀬鮎子:伊東蒼

酒巻君江:篠原ゆき子

滝本:駿河太郎

向田都子:りりィ

etc

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』受賞

第40回日本アカデミー賞
優秀作品賞、受賞
優秀監督賞:中野量太、受賞
優秀脚本賞:中野量太、受賞
最優秀主演女優賞:宮沢りえ、受賞
最優秀助演女優賞:杉咲花、受賞

第59回ブルーリボン賞
助演女優賞:杉咲花、受賞

第90回キネマ旬報ベスト・テン
日本映画ベスト・テン:7位
主演女優賞:宮沢りえ、受賞
助演女優賞:杉咲花、受賞

他多数受賞、ノミネート。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の感想・考察

公開当時、かなり話題になりましたよね、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』。

「『湯を沸かすほどの熱い愛』は絶対見ないといけないよ!」とか「すごい泣けるよ!」とか、みんなに言われるがまま映画館に行ったのですが、

館内は泣いている人、しかも号泣しまくっている人があちらこちらにいて。

私はというと、まあほろりとは来たんですけど、

「まじかよ!」と突っ込んじゃうところもたくさんありました。

私なりに映画『湯を沸かすほどの熱い愛』を考察していきたいと思います。冷静に冷静に・・・。

泣きと笑いの最高のバランス

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は中野量太監督の商業映画長編のデビュー作らしいのですが、

中野量太の巧みな監督力にびっくりしました。

泣かせるところと笑わせるところのバランス、そしてタイミングが絶妙なんです。

計算尽くされた泣きと笑いのバランスでもって、巧みに泣きと笑いを仕掛けてきます。

完全に中野量太監督のペースに巻き込まれれてしまう観客達。

人間って、たとえば、

ぼろっぼろに泣いちゃうと、笑いがこみあげて来たり、あとは笑いしか出てこないこととかってあるじゃないですか。

泣きと笑いって実はすごい近いところにあって、似た性質を持っているんですよね。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』はこの泣きと笑いが繰り返し繰り返し仕掛けられていて、どんどん見ている人達の感情を動かしていくんですよね。

お見事!

しかしですよ!しかし!!!

双葉があまりにも恐すぎる

宮沢りえ演じる、幸野双葉。

よーーーく冷静に見て下さい。

もう見たよって方は、よーーーく冷静に思い返してみて下さい。

双葉の取ってる行動って、とんでもないんですよ!

※以下ちょっとネタバレします。

いくら失踪した夫とはいえ、相手をおたまで殴って大怪我を負わせる。

いくら自分の娘だと気付かなかったとはいえ(そもそも何年ぶりかに自分の娘に再会して、果たして自分の娘って気付くものなのか!?)、相手の女性にビンタを食らわす。

いくら自分の母親に面会を拒否されたとはいえ、相手の家に向かって置物を投げつけて窓を割る。

いくらダメ人間とはいえ、自分探しに迷っている青年に対して「ヘドが出るわ」と暴言を吐く。

いくら余命が僅かだとはいえ・・・行動があまりにも恐すぎる。鬼畜過ぎる。

なのに号泣するってどういうことだー!?

いやいやもちろん感動的な場面はたくさん出てくるんですがね・・・。

そして極めつけは、

亡くなった双葉の遺体を焼いた時(そもそも遺体を自分の銭湯で焼いていること自体が非常に恐い)、赤い煙をもくもく出しているラストシーン。

ぎゃー!!!!!!

「女は強い」じゃなくって、「女は恐い」の世界ですよ、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は鬼畜双葉を取り巻く人達が、

妙に自主性がなさすぎて、逃げ腰で、か弱いところも気になりました。

ドSの双葉に群がる、ドM達にも見えてきちゃうんですよね。

現実は違うじゃないですか。そんな恐い女に立ち向かってくる人がいたり、去っていく人がいたり、彼女があきらめたり屈することもあったり。

そこまで深く広くいろんな人達を描いていたら、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』最高なのにな~。

中野量太監督の巧みな技に、感情を持っていかれてる気がするんですよね。

フィクションとはいえ、もうちょっと生々しいところも見たかったです。個人的には。

下着フェチ!?

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』必要ないシーン2つ!

言わせて下さい!

※以下タバレします。

まず1つ。

学校でいじめを受けて続けている杉咲花演じる幸野安澄が、リベンジなのか、下着になるシーンがあります。

間違いなく必要のないシーンです。いじめに対して実際そんなやり方なんてないですよね。そんなことしたら余計にいじめが悪化することもあるのではと心配になるくらいです。

そしてもう1つ。

アパートで母親を待っていた妹を、迎えにいくシーン。

妹を立たせようとした時、妹はお漏らしをしてしまうのですが、お漏らししたパンツを脱がせて「あゆこ、ここにあり」とアパートのノブにかける。

・・・・・・・・・・・・意味が分からない。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は

赤という色が”強さや逞しさや情熱の象徴”として使われているのはいいとは思うんですけど(ただし赤い煙は恐い)・・・

この2つの下着のシーンは一体なんなんだ!?要りません。

杉崎花の才能

ここまで結構ボロクソに書いてしましたが 😳

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』俳優達の演技は素晴らしいです。

宮沢りえ、オダギリジョー、松坂桃李は勿論のことよかったのですが、

特に素晴らしかったのが、ズバリ!杉咲花。

顔の表情がユニークに、くるくると、愛くるしく変わるところが彼女の魅力です。

そして、脚本にもちゃんと忠実に繊細に表現をしている。

後半の病室のシーンで、死が近い双葉を目の前にして、懸命に涙をこらえて笑うところの杉咲花の演技には唸りました。

杉咲花自身の感情の豊かさがスクリーンを通してピシバシと伝わってきます。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で一番大好きなシーンです。

確か何かのインタビューで、中野量太監督が杉咲花のことを

「感度がいい」と表現してました。

これからが楽しみな女優さんです 🙂

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』まとめ

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のことを「号泣映画だよ!」「泣けるよ!」とはどうしても言えない私ではありますが、

「人間の恐いところとか、弱いところとか、ダメなところとかも、全部愛に根ざしてるんだよ!全部愛に繋がっているんだよ!」

「だから熱い愛が見られるんだぜ!」とおすすめしたい映画です。

そして、一度ご覧になった方も、ちょっと視点を変えてこ映画『湯を沸かすほどの熱い愛』を冷静にみてみると、

また新たな楽しみ方ができるかもしれません。

是非、自分なりの考察をしてみて下さいね。

それでは、今宵は、この辺で・・・ 🙂

ブログランキング

ブログランキング参加中です。応援していただけると励みになります♪

人気ブログランキング
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

スポンサーリンク
投稿本文(h2)
投稿本文(h2)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする